税理士が教えるfreee会計使いこなし術

 

⚠️ 知らないと損する

freee会計
よくあるダメな使い方10選

正しく使えば業務効率50%UP、間違った使い方をすると逆効果に…
税理士が教える、今すぐ直すべきポイント

10
よくある間違い
50%
改善後の効率UP
即改善
今すぐ実践可能
ダメな使い方をチェック

なぜこのページを作ったのか?

効率化のはずが逆効果

freeeは強力なツールですが、間違った使い方をすると、かえって作業時間が増加します。

freeeの力を引き出せてない

多くのユーザーが、freeeの本来の機能の30%程度しか活用できていません。

手数料・時間のムダ

間違った運用により、年間数万円〜数十万円の損失が発生している可能性があります。

よくあるダメな使い方10選

01

振替伝票を多用している

危険度:高

なぜダメなのか?

  • 非効率:freeeのクラウド特性上、動作がもっさりして手入力に時間がかかる
  • 危険:どんな仕訳でも登録できてしまい、間違った仕訳を作りやすい
  • 取引の流れが追えない:請求→入金→売上という一連の流れが見えなくなる
  • 検索が困難:取引と振替伝票は別々の検索窓口なので、混在すると探すのが大変
  • 2度手間:請求書発行や入金確認と仕訳登録が別作業になり、業務が2倍になる

正しい使い方・解決策

「取引」と「口座振替」を使う

  • 基本ルール:振替伝票は「禁止」してみる(ゲーム感覚で)
  • 収入・支出:「取引」で登録する(自動で経理、または手動で取引登録)
  • 口座間の移動:「口座振替」で登録する
  • 請求書発行→入金:freee請求書機能を使えば、自動で売掛金→入金の仕訳が作成される
  • 振替伝票を使ってOKなケース
    • 期首の勘定科目の振替(短期借入金→役員借入金など)
    • お金の動かない修正仕訳(取引先タグの修正など)
💡 Tip:振替伝票を使わないと解決できないケースは、「口座に関係ないお金の動かない修正」のみです。それ以外は全て「取引」「口座振替」で対応可能!
02

自動で経理で明細を「無視」している

危険度:高

なぜダメなのか?

  • 記帳漏れの原因:本来記帳すべき取引を無視してしまい、決算時に漏れが発覚する
  • 銀行残高のズレ:明細を無視すると、freee上の口座残高と実際の銀行残高が合わなくなる
  • 重複チェックができない:本当に重複なのか、それとも別取引なのか判断が曖昧になる
  • 後から探せない:無視した明細は検索しにくく、後で確認するのが困難

正しい使い方・解決策

「無視」は本当に不要な明細のみ使う

  • 無視してOKな明細
    • 記帳開始前(会計期間より前)の明細
    • 口座振替による重複明細(例:AからBへ振込時、出金・入金で2件取得される)
    • 完全なプライベート取引(事業用口座なら極力避けるべき)
  • 基本方針:迷ったら無視せず、まず「登録」する
  • プライベート取引の処理
    • 「事業主貸」「事業主借」で記帳する(個人)
    • 「役員貸付金」「役員借入金」で記帳する(法人)
  • 重複明細の確認方法
    1. 同じ金額・日付の取引がないか「取引の一覧」で検索
    2. 重複していれば片方を「未決済取引の消込」で処理
    3. 本当に重複なら片方を「無視」
💡 Tip:無視した明細は「口座→明細の一覧」から「種別:無視のみ」で絞り込めます。定期的にチェックしましょう!
03

口座連携していない

危険度:高

なぜダメなのか?

  • freeeの最大の強みを捨てている:自動取込・自動仕訳がfreeeの本質なのに、それを使わないのは勿体ない
  • 手入力の手間:毎月数時間〜数十時間の手入力作業が発生する
  • 入力ミス:手入力による金額間違い、日付ミス、勘定科目間違いが多発
  • リアルタイム把握不可:最新の経営状況がすぐに分からない

正しい使い方・解決策

全ての銀行口座・クレジットカードを連携する

  • 連携可能な口座
    • 銀行口座(普通預金・当座預金)
    • クレジットカード
    • 電子マネー(PayPay、Suicaなど)
    • 通販サイト(Amazon、楽天など)
  • 連携方法
    1. 「口座→口座の一覧・登録」を開く
    2. 「口座を登録」をクリック
    3. 金融機関を検索して選択
    4. インターネットバンキングのID/パスワードを入力
    5. 同期開始
  • API連携対応銀行:可能ならAPI連携方式を選ぶ(同期が早く、安定)
  • 連携できない口座:定期預金、給与振込専用口座など → 手動でCSVアップロードも可能
💡 Tip:連携設定は最初の5分だけ!その後は毎日自動で明細を取得してくれます。年間50時間以上の節約になります!
04

振込データ(FBデータ)で振込していない

危険度:中

なぜダメなのか?

  • 振込作業が2度手間:freeeに支払予定を登録しても、銀行サイトで再度手入力が必要
  • 入力ミス:振込先口座番号や金額の入力ミスによる振込エラー
  • 時間のムダ:毎月の支払日に数時間かかる振込作業
  • 承認フローが曖昧:誰がいつ承認したか記録が残りにくい

正しい使い方・解決策

freeeの振込データ作成機能を活用する

  • freee振込の活用(プレミアムプラン以上):
    • freee会計から直接振込申請→承認→振込実行が可能
    • 総合振込ファイル作成が不要
    • 振込手数料も安い
  • 総合振込ファイル(FBデータ)の作成
    1. 「レポート→支払管理レポート」を開く
    2. 支払対象の取引にチェック
    3. 「振込データ作成」をクリック
    4. 金融機関形式を選択してダウンロード
    5. インターネットバンキングにアップロード
  • 事前準備
    • 取引先に「振込先口座情報」を登録
    • 支払予定を「未決済取引」として登録
    • 決済期日を必ず入力
💡 Tip:振込データを使えば、100件の振込でも5分で完了!手入力なら数時間かかる作業が劇的に短縮されます!
05

振込手数料が高い口座を使っている

危険度:中

なぜダメなのか?

  • 年間数万円〜十数万円の損失:他行宛振込手数料が1回550円なら、月20回×12ヶ月=年間132,000円
  • キャッシュフローの悪化:不要なコストが毎月発生し、利益を圧迫
  • 競争力の低下:手数料分を価格に転嫁すると、競合に負ける

正しい使い方・解決策

ネット銀行×freeeで手数料を最小化

  • おすすめのネット銀行
    • PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
      • freee会員特典:他行宛145円(通常160円)
      • PayPay銀行宛:0円
      • freee会計と直接連携可能
    • GMOあおぞらネット銀行
      • 設立1年未満:月20回まで無料
      • その後も比較的安い
    • 住信SBIネット銀行
      • 条件クリアで月最大20回無料
      • freeeと直接連携可能
  • コスト削減例
    銀行 他行宛手数料 月20回の年間コスト
    メガバンク 550円 132,000円
    PayPay銀行 145円 34,800円
    年間削減額 97,200円!
💡 Tip:freee会計から直接振込できる銀行(PayPay銀行、住信SBIネット銀行)を使えば、さらに効率UP!
06

振込手数料の「先方負担」がある

危険度:中

なぜダメなのか?

  • 記帳が複雑:振込手数料を差し引いた金額を振込む場合、仕訳が複雑になる
  • 取引先との関係悪化:先方から見ると「満額もらえない」印象で、不満の原因に
  • 経理処理のミス:手数料を差し引く金額を間違えやすい
  • 税務リスク:源泉徴収と混同しやすく、処理ミスの原因に

正しい使い方・解決策

原則「自社負担」に統一する

  • 基本方針
    • 振込手数料は全て「自社負担」とする
    • 契約時に「手数料当社負担」と明記する
    • 取引先との信頼関係を重視
  • どうしても先方負担が必要な場合の記帳
    例:110,000円の買掛金、振込手数料660円を相手負担
    実際の振込額:109,340円(110,000円 - 660円)

    仕訳:
    買掛金 110,000円 / 普通預金 109,340円
             / 支払手数料 660円
  • freeeでの処理方法
    1. 「支払管理レポート」から該当取引を開く
    2. 「決済登録」をクリック
    3. 決済金額:109,340円(実際の振込額)
    4. 「行を追加」で「支払手数料 660円」を追加
    5. 登録
💡 Tip:ネット銀行で手数料を下げれば、自社負担でも年間数万円の節約になります!先方負担の交渉よりも銀行選びが重要!
07

入金管理/支払管理レポートを活用できていない

危険度:中

なぜダメなのか?

  • 売掛金・買掛金の管理ができない:誰にいくら請求したか、誰にいくら払うべきか把握できない
  • 入金漏れ・支払漏れ:期日を過ぎても気づかず、取引先とのトラブルに
  • キャッシュフロー管理不全:来月いくら入金があり、いくら支払うか分からず、資金繰りが困難
  • 催促ができない:入金予定日を過ぎても、どの取引先が未入金か分からない

正しい使い方・解決策

未決済取引を活用して債権・債務を見える化

  • 入金管理レポート(売掛金台帳)
    • 「レポート→入金管理レポート」を開く
    • 未入金の売掛金・未収入金が一覧表示される
    • 期日順にソート可能
    • 入金予定日を過ぎた取引をすぐ発見できる
  • 支払管理レポート(買掛金台帳)
    • 「レポート→支払管理レポート」を開く
    • 未払いの買掛金・未払金が一覧表示される
    • 期日順にソート可能
    • 支払予定を一目で把握できる
    • 総合振込データの作成も可能
  • 活用のための必須設定
    1. 取引登録時に必ず「未決済」で登録(決済区分:未決済)
    2. 取引先タグを必ず付与
    3. 期日を必ず入力(入金予定日、支払期日)
    4. 決済時は「未決済取引の消込」で処理
  • 運用例
    • 毎週月曜日に入金管理レポートをチェック→未入金を確認
    • 毎月25日に支払管理レポートから総合振込データを作成
⚠️ 注意:振替伝票で作成した売掛金・買掛金は、これらのレポートに表示されません!必ず「取引」として登録しましょう!
08

BS科目の内訳をタグで管理できていない

危険度:中

なぜダメなのか?

  • 内訳が分からない:「未払金 500万円」とあっても、誰にいくらなのか分からない
  • 決算書の注記が作れない:勘定科目内訳明細書が作成できず、税務申告が困難
  • 試算表が使えない:月次推移で「取引先別」の残高推移が見れない
  • 税務調査で困る:調査官から「この未払金の内訳は?」と聞かれても答えられない

正しい使い方・解決策

BS科目には必ず「取引先」または「品目」タグを付与

  • タグ付与が必須のBS科目
    • 取引先タグ
      • 売掛金、買掛金、未収入金、未払金
      • 前払金、前受金
      • 貸付金、借入金
      • 預り金、仮払金、仮受金
    • 品目タグ
      • 商品、製品、仕掛品、原材料(在庫の種類別)
      • 建物、車両、工具器具備品(資産の種類別)
  • タグの使い分けルール
    • 取引先タグ:相手先別に内訳管理が必要な科目
    • 品目タグ:種類別に内訳管理が必要な科目
    • 部門タグ:部門別・事業別に管理が必要な場合
    • メモタグ:上記以外の補助的な分類
  • 活用方法
    • 「レポート→試算表」で「取引先別」「品目別」に表示
    • 「レポート→月次推移」で取引先別の推移をチェック
    • 勘定科目内訳明細書への自動連携(freee申告)
💡 Tip:「設定→勘定科目の設定」で、各科目に「取引先入力を必須にする」設定が可能!入力忘れを防止できます!
09

源泉所得税と個人住民税を銀行で納付している

危険度:低

なぜダメなのか?

  • 時間のムダ:銀行窓口まで行く時間、待ち時間が発生
  • 営業時間の制約:平日15時までに行く必要がある
  • 納付忘れリスク:納付書を紛失したり、期限を忘れたりする
  • 記録が残りにくい:領収証書の保管が必要

正しい使い方・解決策

e-Tax・eLTAXで電子納税する

  • 源泉所得税の電子納税(e-Tax)
    • ダイレクト納付
      • e-Taxで事前に口座登録(約1ヶ月かかる)
      • 申告後、即座に口座引落しで納付可能
      • 24時間365日いつでも納付可能
    • インターネットバンキング納付
      • e-Taxから納付情報を取得
      • ネットバンキングで納付
      • 即時納付完了
  • 個人住民税(特別徴収)の電子納税(eLTAX)
    • 共通納税システム
      • 全国の地方税を一括納付
      • ダイレクト納付またはネットバンキング納付
      • freee人事労務からeLTAXへ直接連携可能
  • freee人事労務×電子納税
    • 給与計算→源泉徴収額の自動計算
    • e-Tax・eLTAXへの電子申告データ作成
    • 納付情報の自動作成
    • freee会計への自動仕訳連携
  • 導入手順
    1. e-Tax・eLTAXの利用開始届出を提出
    2. マイナンバーカード or 電子証明書を取得
    3. ダイレクト納付の口座登録(約1ヶ月前に)
    4. freee人事労務と連携
💡 Tip:電子納税なら、納付書の印刷・郵送も不要!完全ペーパーレスで業務効率UP!
10

期中発生主義で処理できていない

危険度:高

なぜダメなのか?

  • 正確な損益が分からない:現金主義だと、実際の経営成績が把握できない
  • 月次決算ができない:当月の売上・費用が正確に分からず、経営判断ができない
  • 決算整理が大変:期末に売掛金・買掛金を一括で洗い出す作業が発生し、ミスが多発
  • 65万円控除が受けられない(個人事業主):青色申告特別控除65万円は発生主義が条件
  • 金融機関の評価が低い:決算書の信頼性が低く、融資が受けにくい

正しい使い方・解決策

期中から発生主義で記帳する

  • 発生主義とは?
    • 現金の動きではなく、取引の発生で計上する
    • 売上:納品・検収時に計上(入金時ではない)
    • 費用:サービス受領時に計上(支払時ではない)
  • freeeでの発生主義記帳
    • 売上計上
      1. freee請求書で請求書を発行
      2. 自動で「売掛金/売上高」の取引が作成される
      3. 入金時に「自動で経理」で消込
    • 費用計上
      1. 受取請求書をfreeeにアップロード
      2. 「取引登録」で「買掛金/〇〇費」として未決済登録
      3. 支払時に「自動で経理」で消込
  • 発生主義のメリット
    • リアルタイムで正確な損益が分かる
    • 月次決算が簡単
    • 期末の決算整理が最小限
    • 入金管理・支払管理レポートが使える
    • 経営判断の精度が向上
  • 移行方法
    • 来月から発生主義に切り替える
    • 今月分の未決済取引を洗い出して登録
    • 以降は必ず「未決済」で登録→決済時に消込
💡 Tip:期中現金主義で記帳していても、期末に発生主義に調整すればOK…というのは誤解!期中から発生主義で記帳することで、日々の経営判断の精度が格段に上がります!

まとめ:今すぐ改善すべき3つのポイント

1

振替伝票を禁止!「取引」を使う

振替伝票は最小限にして、基本は「取引」「口座振替」で記帳しましょう。freeeの自動化機能がフル活用できます。

2

口座連携+自動登録ルール

全ての口座を連携して、自動登録ルールを設定。記帳作業が50%以上削減されます。

3

未決済取引で債権・債務管理

売上・仕入は必ず「未決済」で登録し、入金管理・支払管理レポートを活用。キャッシュフロー管理が劇的に改善します。

さあ、freeeを正しく使って
業務効率を劇的に改善しましょう!

上記の10のポイントを改善するだけで、経理業務の時間が50%以上削減されます。
今日から実践して、本業に集中できる環境を作りましょう!

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